ツール・ド・東北での募金活動
河北新報社とヤフーが主催となり、11月3日に「ツール・ド・東北 2013 in 宮城・三陸」を開催致しました。
「ツール・ド・東北」は、自転車イベントを通じて、東北地方の復興をみんなで応援する取り組みです。
三陸の雄大な自然の中を走りながら、被災地域の「今」を見る、知ることを目的としています。
また、本大会の開催決定に合わせて、実行委員会が「ツール・ド・東北基金」を設立致しました。
本基金はイベントからの収益や募金を積み立て、自転車を活用した東北地方の観光振興や、サイクリングロード整備等への助成など、東日本大震災の被災地域の復興に関する活動に役立てていきます。
基金の事務局運営を兼務している立場として、他のメンバーとともに現地で募金活動を行ってまいりました。
今回の募金にあたって、ツール・ド・東北基金では、自転車とツール・ド・東北のロゴをあしらった特製の缶バッジを用意しました。
そして、事前の社内での募金活動と現地での募金活動を合わせて、この1000個の缶バッジはすべて募金いただいた皆さまの手に渡って行きました。
募金総額は、11月13日現在まだ集計の途中でご報告が出来ませんが(集計でき次第、Yahoo!基金のホームページにてご報告致します)、この成果はわれわれが想像したはるか上をいくものでした。
このように素晴らしい結果が得られたのは、ひとえに参加者おひとりおひとりの意識の高さに由来するものです。
本大会の意義を十分にご理解され、なにより震災からの復興を真剣に願う方々ばかりだったことから、本基金の目的や意義に共感をいただけたのだと思います。
ボランティアに参加された現地のご年配者が基金のブースにお見えになり、日当が入った封筒をそのまま私どもに手渡されました。
東京や国内の各地から駆けつけたライダーたち、大会を支えた多くのボランティアの方々、たくさんの思いが集まり、ツール・ド・東北は行われました。
たくさんの温かい思いで、募金箱は満たされていきました。
この皆さまのご好意は、1円たりとも無駄にすること無く、大切に有意義に使わせていただきます。
本大会の発起人であるヤフー社長の宮坂は、ツール・ド・東北を10年続けると宣言しています。
復興を一過性のもので終わらせるのでなく、震災を風化させることなく、とにかく継続することが大切なのだと考えます。
来年もこの地に戻ってきて、また皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。
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