Yahoo! JAPAN 政策企画

熟論2【1】二院制・一院制とは

別所:みなさん、こんにちは。
Yahoo! JAPANの別所といいます。
日本が抱えるさまざまな問題について識者が議論する熟論「日本の課題」。
2回目となる今回は、参議院議員の存在意義をテーマに取り上げます。
2012年12月に当時の民主党政権下で行われた衆議院選挙に自由民主党が圧勝、自由民主党が政権をとり、衆議院で過半数の議席を持った一方で、参議院では野党が議席の過半数を占めている状況となり、ねじれ国会と問題視されました。
その後、2013年7月の参議院議員選挙で再度自由民主党が圧勝し、衆参両院で過半数の議席を持つようになりねじれは解消しましたが、それだけで国会のあるべき姿になったのでしょうか。
参議院の役割とは何なのか。そもそも必要なのか。多くの国民にとって当たり前のようになっている衆参二院制について問題を投げかけていきたいと思います。

二院制/一院制※1ページ

今回は、日本の衆議院と参議院のように2つの独立した議会を持つ仕組みを「二院制」、国として1つしか議院を持たない仕組みを「一院制」という言葉を用いて説明していきたいと思います。
今日パネリストとしてご登壇いただくのは、こちらにいらっしゃるお二方、参議院議員の水野賢一さんと中川雅治さんです。
パネリストとしての今回の立場も踏まえながら、簡単に自己紹介をお願いします。
では、まず水野さんからお願いいたします。

水野:みんなの党に所属をしております参議院議員の水野賢一です。
現在、みんなの党で政策調査会長、また参議院の国会対策委員長を務めさせていただいております。
一院制と二院制という問題、私自身も実は以前衆議院議員を4期務めておりまして、今、参議院議員を務めている。
両院をさせていただいた立場など、自分の経験も踏まえていろんなお話をさせていただければと思います。
私たちみんなの党は、基本的には一院制ということを唱えております。
私たちの政策、公約、アジェンダという言い方をしていますが、そのなかでも実は参議院を廃止するというのを言っているわけじゃなくて、衆参統合をした一院制という主張をしております。
諸外国を見ても、二院制を導入している国もあれば、一院制を導入している国もあり、一長一短あるわけですけれども、われわれは一院制の方がベターだというふうには考えております。
そういう立場からお話しさせていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

別所:ありがとうございました。
続いて中川さん、よろしくお願いいたします。

中川:自由民主党、参議院議員の中川雅治でございます。
私は現在は自民党の政調副会長、憲法改正推進本部の副会長、そして参議院の憲法審議会の幹事などを務めて、この二院制か一院制かという問題について、ずっと議論に参画をしてきたものでございます。
私自身はもともとは今の財務省、旧大蔵省の役人でありまして、32年間大蔵省で勤務をし、その後環境省で事務次官などを務めた元役人であります。
長い間、国会に法案を出したり、予算案を提出したり、そういう仕事に携わってまいりまして、役人ですからそれぞれ大変な苦労はしたわけですが、参議院というものの存在意義は役所におりました時からずっと認めておりました。
また、参議院議員になりましてからもこのところの政治情勢をみてみますと、やはり第二院である参議院の必要性を痛感しているところでございます。
また、私の義理の父が原文兵衛と申しまして参議院議員を24年間務めまして、参議院議長までしました。
そういうことで参議院には大変縁が深くて、私自身は二院制論者という立場で今日は発言をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

別所:ありがとうございました。