Yahoo! JAPAN 政策企画

APEC TEL 49@揚州

4月21日から4月26日に中国の揚州で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の第49回Telecommunications and Information Working Group(電気通信・情報作業部会。APEC TEL 49)の諸会合に参加してきました。

APEC TELの目的、概要などは、以前の「APEC TEL 47@バリ」、「APEC TEL 48@ハワイ」の記事をご覧ください。

今回、Yahoo! JAPANは、Development Steering Group (DSG)のデータ分析に関するワークショップにて、Yahoo! JAPANにおけるデータ分析の事例紹介などのプレゼンテーションを行いました。
たとえば、(a)Yahoo!知恵袋ヤフオク!における不正利用の検知はお客様ごとのサービスの利用時間や利用場所、出品したアイテムなどを分析することにより可能となること、(b)音声アシストサービスは膨大なデータを音声認識技術や自然言語処理技術を用いて分析することにより話し言葉の意味を理解して適切な結果を表示させることができるようになること、(c)検索キーワードを入力する検索窓の大きさを変更することでどれくらい利用率に差が生じるかをお客様の利用動向から検証することができること、(d)お客様一人ひとりの行動履歴を分析し興味にあったアイテムを提示することによりランダムに提示する場合に比べてクリック率で2倍、購買率で5倍程度向上させることができること、(e)お客様の膨大なサービス利用状況を分析することで国政選挙議席数や景気動向、インフルエンザの広がり状況を予測することができること(ビッグデータレポート)、(f)今後の日本での法改正の状況によってはこれらのことが行いにくくなってしまう可能性があることなどを紹介しました。

この分野は世界的にも関心が高く、データに基づいたイノベーションの可能性に関するOECDのフォーラムが今秋に東京で開催される予定であることも紹介されていました。

この他にも今回のAPEC TELでは、LTE、IPv6、QoS、技術適合基準、グローバルローミングなどに関する各国、各地域の状況のほか、高速ネットワーク、e-Governmentの調査研究に関する情報提供などが行われました。

インターネットを利用したサービスについては、種々の施策について、国境や地域を越えて協調の必要がないかを常に考える必要があります。他国や他地域での取組みを自分たちのサービスに生かせる場面も多々あります。

Yahoo! JAPANは、今後も国際会議に参加することで他国や他地域で起きている諸問題やそれに対する取組みについての情報収集を行い、それを自社サービスの改善に生かしていくとともに、当社からも情報提供をし、より良いインターネット環境の創造に貢献していきたいと考えています。