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タクシー配車アプリをめぐる状況

スマートフォンの普及に伴い、様々な便利なアプリが登場してきています。そのような中で、タクシーやハイヤーを気軽に呼べるアプリが多数存在することをご存知でしょうか。

タクシー会社が個別にアプリを提供し、その会社のタクシーを呼べるものもあれば、複数のタクシー会社が連携して、その中のいずれの会社のタクシーでも呼べるものもあります。
また、タクシー会社ではない会社が、タクシーやハイヤーを呼べるアプリを提供している場合もあります。

これらのアプリは、迎えに来てもらう場所を電話で伝えることなく、スマートフォンの位置情報を活用することによって今いる場所に来てもらうこともできますし、中にはハイヤーのような普段はなかなか乗る機会のない高級車に迎えに来てもらえるものなど、各社の創意工夫によって多様なサービスが生まれてきています。

こういったタクシーやハイヤーの配車アプリは、日本だけではなく世界的にも広がりをみせています。しかし、国によっては、タクシー会社ではない会社が提供しているアプリがタクシー業界からの反発を招き社会問題となったり、タクシー事業の許可を得ていない会社がタクシーを手配することが違法とみなされたケースも存在しています。

日本においては、現行法令がこのような新しいアプリの存在を想定していないこともあり、特に、タクシー会社ではない会社がアプリを通じてタクシーを手配する場合、法的にグレーとされている部分が大きいと言われています。

このような中、本格的な普及を図っていく上で、利用者が安心してアプリを利用できるための環境整備を検討するとして、国土交通省が平成26年2月に「タクシー・スマホアプリ配車の普及方策に関する検討会」を立ち上げました。

このようなアプリは人々の生活を便利にし、豊かにしてくれるものです。また、タクシー会社以外の企業がこのようなサービス提供に関わることによって、これまでにない発想で新しいサービスが生まれてくる可能性もあり、産業の活性化にも寄与するかもしれません。こういった新しい取組みが広がっていくように、国土交通省の検討会での議論が適切に行われていくことを期待します。