Yahoo! JAPAN 政策企画

熟論6【1】はじめに、地方の現状認識

別所:こんにちは。ヤフーの別所です。今年9月に行われた内閣改造では、地方創生担当大臣が創設されるなど、地方創生は安倍政権における成長戦略の重要な政策となっています。一方で、地方では人口減少をはじめとして、乗り越えなければならない課題が山積しています。地方創生を実現するためには何が必要なのか。地方が目指すべき姿とはどういうものなのかについて、議論をしてまいりたいと思います。本日のパネリストをご紹介致します。まず9月から地方創生担当大臣として、安倍政権で中心的な役割を担っていらっしゃいます、石破茂大臣です。

石破:こんばんは。どうぞよろしくお願いします。

別所:よろしくお願い致します。次に、総務大臣や岩手県知事等を歴任され、現在は日本創成会議の座長として、また、著書の地方消滅等でも注目を集めていらっしゃいます、増田寛也さんです。

増田:どうもこんばんは。よろしくお願いします。

別所:よろしくお願い致します。では、ここから議論を始めたいと思います。まず、地方の現状認識をしたいと思います。基礎情報を茂木さんお願い致します。

茂木:はい。私ヤフーの茂木が基礎情報をお伝えします。まず日本の人口が今後どのようになっていくか見ます。国立社会保障・人口問題研究所が2012年に発表した日本の将来推計人口によりますと、総人口は2048年には1億人を割り込んで9913万人となり、2060年には8674万人。2110年には4286万人になるものと見込まれています。次に、地方都市が消滅の危機にさらされている状況をみます。増田さんが座長を務める日本創成会議が今年発表した、人口再生産力に着目した市区町村別将来推計人口についてでは、2010年から2040年までの間に人口の増加を支える20代30代の女性人口が5割以下になる自治体、いわゆる消滅可能性都市は896の自治体で、全体の49.8%にものぼる結果となりました。また、この896の自治体のうち、2040年時点で人口が1万人以上保つ自治体は373。一方人口が1万人をきると予想され、消滅可能性が高いと言わざるを得ないと評価されている自治体は523にのぼります。

別所:このように地方での人口減少が進む中、地方創生の実現に向けて本日は、地方での産業の創出、適切な経済圏の規模、地方財政という点を中心に議論を行っていきたいと思います。

出演者:
石破茂 地方創生担当大臣
増田寛也 日本創成会議座長
熟論第6回「地方創生に向けて〜日本は変われるか?〜」