親子で考え、親子で守る、「我が家のスマホルール」
子どもたちの夏休みが始まり、各地で子ども向けのイベントやワークショップが開催されています。Yahoo! JAPANでも、子ども向けサービス「Yahoo!きっず」や子ども向けフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」を中心に、子どもたちと一緒にインターネットの利用について考える機会を設けています。
今回は、多くの小学校が夏休み初日を迎えた7月21日から7月24日まで開催された「夏休み 2015 宿題・自由研究大作戦!」の様子をご紹介します。
このイベントで行った、Yahoo! JAPANのワークショップは「親子で考えよう! わが家のスマホルール」がテーマ。親子でスマホのメリット・デメリットを考え、一緒に我が家のルールを考えるこの講座の講師は、今話題の感情を持つパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)先生」。ヤフー社員はその助手として参加しました。
前半は、スマホのメリットとデメリットを、事例を交えながらPepper先生が説明を行いました。参加している親子やブースの外から見学している多くの子どもたちが、普段われわれ社員が講師を行うときの何倍も目をキラキラさせながらPepper先生のお話を聞いています。
後半は、ワークシートを使って親子で我が家のルールを考える時間です。まだスマホを持っていない子も「持ったときには……」と、一生懸命考えてくれました。
インターネットの利用についてルールを決める場合、親子で話し合って決めることが大切です。親が何を心配しているのか、どうしてその約束が必要なのか、能力の発達とスキルの習熟にあわせて見直していくことをきちんと子どもに伝えることで、子どもの納得感が高まり、そのルールの実効性を高めることにつながります。
ワークショップの最後には、決めたルールとそのルールが必要な理由について、発表をしてもらいました。今回参加いただいたご家庭で決まったルールの一部をご紹介します。
・おうちの人に相談しないで知らないアプリを開かない
・お金がかかるか、かからないかわからないものは親に聞く!
・ゲームをするときには、パパやママに聞いてから一緒につかう
・19時すぎたらさわらない
・自分で決めたルールは守る
今回のワークショップでは、利用ルールとともに、スマホ利用について「親にいいたい一言」を発表してもらいました。中には「パパ!ゲームはほどほどに!」や、「お母さん、メールばっかりしていないで話を聞いて」といった、隣で聞いていた保護者が思わずうつむく一言も。
インターネットの利用にルールが必要なのは、子どもだけではありません。夏休み期間中に、“親子で守る”我が家のインターネットルールを考えてみるのはいかがでしょうか? 子どもたちの行動変容を促す近道は、大人が、子どもたちの興味関心やインターネットの特性を知ろうとすること、理解しようとする姿勢を見せることなのかもしれません。
<参考リンク>
▽保護者向け教材 - 子どもたちのインターネット利用について考える研究会
▽夏休み2015 宿題・自由研究大作戦! - Yahoo!きっず
▽お子さんのインターネット利用の注意点について – Yahoo!きっずガイド
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