Yahoo! JAPAN 政策企画

SIAが違法・有害情報対策についての統計レポートを公表    ~国外サイトへの削除要請のうち、児童ポルノで96%、リベンジポルノで71%が削除~

Yahoo! JAPANでは、日本のインターネット企業の有志によって運営されている一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)を通じて、児童ポルノ、リベンジポルノ、危険ドラッグなどのインターネット上の違法・有害情報への対策に取り組んでいます。
今般、この活動を通じて得られたデータを統計レポートにまとめて公表しましたので、ご紹介します。

このレポートは、SIAでインターネット上の違法・有害情報に関する相談・通報を受け付け、警察への通報、サイト運営者やプロバイダ等に削除要請する活動=セーフライン事業について、2013年から2015年7月までの活動実績をまとめたものです。
ネット上には、非常に価値ある情報が多く流通する一方、違法な情報やユーザーを犯罪に巻き込むおそれのある情報なども流通しています。
こうした違法・有害情報に対して、Yahoo! JAPAN をはじめSIA会員企業では、自社サービスにおいて問題情報を把握した場合には速やかに対応を取っています。
もっとも、ネット上に流通する膨大な情報の多くは、SIA会員企業が提供するサービス外で流通しており、違法・有害情報対策においても会員企業各社が自社のサービスの安全性を高める努力をするだけでは、インターネット全体に対する信頼を築いていくことはできません。
私たちがSIAという団体に参加し、自社サービスの枠を超えて、ネット上の違法・有害情報対策に広く取り組む理由がここにあります。
SIAでは、違法・有害情報の中でも、特に個人に深刻な被害をもたらすおそれのある、児童ポルノ、リベンジポルノ、危険ドラッグなどの情報への対策に注力しています。
今回のレポートでは、こうした活動を行うなかで見えてきたネット上の違法・有害情報の実態をまとめています。

主要なポイントは以下の3点です。

①違法・有害情報の9割以上が国外サイト掲載情報で、その6割以上が「わいせつ表現」
SIAが活動期間中に把握した違法・有害情報4,118件のうち、9割以上の3,876件が国外サイト掲載情報でした。
日本の事業者が提供する多くのサービスでは、各社の安全対策のもとで違法・有害情報が迅速に削除されている様子がうかがえます。また、違法・有害情報といっても、その内容は多岐にわたりますが、国外サイトに掲載された違法・有害情報うち6割以上の2,548件が無修正アダルト動画などの「わいせつ表現」でした。


②国外サイトへの削除要請のうち、児童ポルノで96%、リベンジポルノで71%が削除
削除要請をした違法・有害情報4,254件(国内サイト336件、国外サイト3,918件)のうち、国内サイトにおいては約8割、国外サイトにおいても約7割の情報が要請どおり削除されました。これまで、日本で違法な情報であっても外国では必ずしも違法とは限らないことから、国外サイトに掲載された情報を削除するのは難しいと言われてきました。
SIAでは、日本の法制度や被害者の実情をしっかりと伝え削除の必要性を訴えれば国外サイトでも削除は実現できるとの考えのもと、国外サイトに対しても削除を要請してきましたが、結果として、相応に高い削除率を実現することができています。
特に、個人に深刻な被害をもたらす情報として、SIAが対応を重視している、児童ポルノ、リベンジポルノについては、国外サイトでの削除率がそれぞれ96%、71%と高い削除率を達成しました。


③「児童ポルノ」の8割が1週間以内、「リベンジポルノ」の約9割が3日以内に削除
削除された情報について、SIAからサイト運営者等に削除要請をしてから削除まで要した期間をみると、「児童ポルノ」では8割の情報が1週間以内に削除され、残りの情報もほぼ全ての情報が2週間以内に削除されています。「リベンジポルノ」では、3日以内に約9割の情報が削除、残りの情報もほぼ全てが2週間以内に削除されています。


Yahoo! JAPAN では、今後も、自社サービスにおける安全対策を着実に進めるとともに、より広くインターネットに対する信頼を高めていくために、SIAでの活動を通じて、インターネット・ユーザーの安全を確保し、犯罪抑止や被害軽減に少しでも貢献できるよう、日々取り組みを検証しながら、ネット上の違法・有害情報への対策を講じていきます。

セーフライン統計情報 - 一般社団法人セーファーインターネット協会