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18歳選挙はすぐそこ! 高校生による社会課題アイデアソン

選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が、今年6月19日に施行されます。翌7月に予定されている参院選(参議院議員選挙)から適用される見通しとなっており、全有権者数の約2%、約240万人が新たに有権者に加わるとのことです。
この「18歳選挙」の開始を前に、「Yahoo!みんなの政治」では東京都や千葉県の高校で社会の課題解決をテーマとしたアイデアソンを開催しました。

「アイデアソン(Ideathon)」とは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)から成る造語で、特定のテーマについてチーム単位で話し合い、それをまとめあげて発表する形式のイベントです。ソフトウェア等の開発を行う「ハッカソン(Hackathon)」とともに近年急激に開催が増えており、さまざまな業種の企業や省庁・自治体が主催しています。
今回の「Yahoo!みんなの政治」によるアイデアソンは、高校生が身の回りの問題のなかから社会的課題だと考えるものをテーマに選び、それに関するデータを収集・見える化(グラフ作成)するというもので、政治を身近に感じてもらうことが狙いです。
早稲田大学マニフェスト研究所等の協力のもと、今年3月までに約10校での開催が決定しています。

1月25、27日の2日間にわたって開催された千葉県立白井高校では、1年生の男女約40名が参加。3-4人のグループに分かれて、1日目は課題の洗い出しとデータ収集、2日目はグラフ作成とプレゼンテーションに取り組みました。

各チームが選んだ課題には次のようなものがありました。
・ 外国人観光客のマナーが悪い
・ 歩きスマホが危ない
・ 北総線(日頃利用している電車)の運賃が高い
・ 犯罪が増えている
・ 自分の家と彼女の家が遠すぎる

これらの課題に対し「何が原因なのか」「結果として起こりそうなことは何か」を考えたうえで、インターネットを使って関連するデータを収集します。インターネットの検索サービスを使い慣れていない生徒も多く、初めは戸惑いながらの作業でしたが、メンター(サポートスタッフ)のサポートのもと次第に要領を得ていきました。
終了後に校長先生も「普段の授業では見せない顔だった」と仰っていましたが、みなさん実に真剣な眼差しです。

データを収集した後は、用意された3つのグラフテンプレートの中から適したものを選び、手書きのグラフを作成します。課題を分かりやすく、説得力を持って伝えるには、どのデータを組み合わせればよいか?あちこちで大苦戦している様子がうかがえましたが、ここでもメンターがしっかりサポートし、全チームが制限時間内にグラフを完成することができました。



最後は各チームによるプレゼンテーションです。校外からの見学者もいるなか、緊張と恥ずかしさの入り混じった表情で一生懸命話す生徒たち。複数チームが鉄道運賃に関する課題を取り上げていましたが、それぞれ異なった切り口で深掘りし、独自性のあるプレゼンテーションに仕上がっていたのが印象的でした。


全チームのプレゼンテーションが終わると、よかったチームに対し全員が1票ずつ投票し、優勝チームを決定。この日は“歩きスマホ”を課題に取り上げたチームが多くの票を集め優勝しました! なお、各校で優勝したチームのデータビジュアルはプロが実際にプログラミングを行い、「高校生が見たい、知りたい課題の現状」として、「Yahoo!みんなの政治」の特設ページに掲載されます。
この後、担任の先生から「どのチームも期待以上でした。すばらしかったです!」との感想が述べられ、4時限にわたるプログラムが終了しました。

18歳選挙を意識した政治教育については他校でも検討中とのことで、この日も複数の先生が見学にいらしており、次のような感想をいただきました。
「漠然とした問題意識が、実際にデータを調べて実態を正しく把握し、原因を考えることで、政治課題として意識されるようになると思う。政治は五感からということが分かるとよい。」
「知らないから、自信がないから関われない。知ることで自信につながり、政治に関われるようになると思う。」

「正しく知ること」が政治への関心につながるというご意見に、高校生にとって身近な情報源でありコミュニケーションツールでもあるインターネットが担うべき役割の重要さを再認識させられました。高校生をはじめとした若年層はもちろん、多くの方にとって政治が身近で参加しやすいものになるために、今後もさまざまなサービスづくりに力を入れていきたいと思います。

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