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「スマホ育児」の実態と課題 -保護者の意識調査を終えて

操作が容易なスマホやタブレットなどが家庭に広く普及したことで、子どもたちの情報機器デビューの低年齢化が急速に進みました。そんな中、特に未就学児のスマホやタブレット型端末などの情報機器の利用については、「スマホ子守り」「スマホ育児」などと、保護者への批判的なとらえ方も少なくありません。

そのような状況の中、Yahoo! JAPANが事務局を務める「子どもたちのインターネット利用について考える研究会(以下、子どもネット研)」では、未就学児のいる家庭でのインターネットや情報機器の利用実態や保護者の意識・知識について調査を実施し、2017年2月6日に記者説明会を開催しました。

(記者説明会の様子)

本調査の結果では、1歳児の4割、3歳児の6割がスマホなどの利用を経験し、その頻度も約5割が「毎日必ず」または「ほぼ毎日」と、スマホなどが未就学児の日常に深く入り込んでいる実態が浮き彫りになったものの、回答した保護者のほとんどが低年齢からの利用の弊害について何らかの懸念を持っており、警戒感を持ちつつ手探りで、スマホありの育児をしている様子もうかがえました。

(機器の利用頻度に関する調査結果)

■「スマホ育児」の実態と課題を把握するため、未就学児の生活習慣とインターネット利用に関する保護者意識調査」を実施
http://www.child-safenet.jp/activity/2657/

子どもの発達にスマホなどの情報機器の利用が与える影響については、ポジティブなもの、ネガティブなものとも、科学的な研究結果の蓄積はまだ不足しています。
しかし、幼い子どものメディア利用では、保護者が一緒に見るだけではなく、その内容について子どもに話しかけ、対話を行うことにより、メディアからの学びを促進すると言われています。やはりなにより大切なのは、親と子のコミュニケーションです。また、子どもたちの心身の健全な発達を損なわぬよう、幼いうちから健全なメディア利用習慣を育んでいく必要があると、子どもネット研では考えています。

(イメージ:アフロ)

今後、子どもネット研では、本調査結果と、テレビやゲーム分野に関する「子どもの発達とメディア」や、保育学で常識として言われている睡眠や幼児の視力の発達などの「子どもの心身の発達」に関する信頼すべき知見を整理し、3月末頃に最終報告書を公開する予定です。また、未就学児のお子さんを持つ保護者向けに、情報機器利用に関するセルフチェックシートなどを提供する予定です。

<関連リンク>
親子で考え、親子で守る、「我が家のスマホルール」
https://publicpolicy.yahoo.co.jp/2015/08/1010.html

【子どものインターネット利用】保護者が気をつけたい3つのポイントhttp://yahoojapanpr.tumblr.com/post/139138040857/smartphone

(H.S)

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