Yahoo! JAPAN 政策企画

山形県内の中学生を対象に、オンラインにて遠隔授業を実施

7月25日、山形県立朝日町立朝日中学校にてオンラインによる遠隔授業を実施し、中学生165名と中学校教員26人、保護者約30名が参加しました。

Yahoo! JAPANでは、子どもたちがインターネットを安全に安心して利用できるリテラシーを取得できるよう、さまざまな取組みを実施しています。今回は、朝日中学校から、インターネットを使った遠隔授業を体験させることで、インターネットの可能性を感じられるような授業を実施したいとの要望を受け、情報モラルをテーマに授業を実施しました。

■授業の目的とメッセージ
体育館に集まり、熱心に講義をきく生徒のみなさんの様子。
(体育館に集まり、熱心に講義をきく生徒のみなさん。)


通常、このような出前授業などは、依頼をいただいた学校へ講師を派遣することが多い中、今回の授業では、体育館の大きなスクリーンにスカイプ接続した画面を投影、朝日中学校とヤフーオフィスの画面を共有しながら実施することにしました。

インターネットを通してつながることで、地理的に離れた場所にいてもさまざまな機会や価値が共有されるという体験を通じてインターネットの可能性を肌で感じてもらうことも、今回の大きな目的のひとつであったことから、授業全体を通して、「インターネットは、その特徴を正しく理解し、上手に活用することで、わたしたちの可能性を大きく広げてくれるものである」というメッセージを伝えました。


■インターネットの特徴を正しく理解するために


授業当日、スカイプの接続テストなどの準備が着々と進められる中、体育館に集まってきた生徒のみなさんもスクリーンに映ったヤフーのオフィスに向かってカメラ越しに手を振ってくれるなど、授業開始前から興味津々の様子でした。

授業ではまず、近年のインターネット上でのトラブルは、出会い系サイトや課金サイトなど、いわゆる「怪しい」とされているサイト上に限って起きているわけではないということ、SNSなど、より日常的かつ身近なサイト上で起きている傾向にあるという実情に触れながら、インターネットを楽しく使うためには、インターネットに関する正しい知識を持っておくことが大切であるということを伝えました。


(パワーポイントの資料と、ヤフーのオフィスの様子を交互に映し、対話を交えつつ授業を行った。)

その上で、インターネットのもつ拡散力や影響力、匿名性などの特徴について、それらがもたらしうるトラブルの事例を紹介し、各々の事例におけるトラブルが、何が原因で起こってしまったものなのかについて、自分自身で考えてもらう時間を設けました。
また、インターネット上のトラブルは、その「拡散力」ゆえに、時間が経てば経つほど解決が難しくなることから、万一トラブルに巻き込まれてしまった場合は、周囲の大人へ早めに相談をすることが重要であることも伝えました。


■すべてのインターネットユーザーに求められる理解と知識

せっかくのオンライン形式の授業ということで、授業の最後には画面越しに質問を受け付けました。最初に手を挙げてくれた生徒からの質問は、「スマホで取った写真で位置情報がばれることもあるのですか?」という内容。

この質問について、授業後に開かれた保護者会では、「何気なく撮影している写真に、そんな機能があるなんて知らなかった」という声があがりました。これまで、インターネット以外のトラブルに関しては、子どもよりも大人や保護者のほうが詳しく、さまざまなリスクについて認識できていることが比較的当たり前であったのに対し、インターネットに関することとなると、必ずしも大人が子どもたちより詳しいとも限らないということが証明された瞬間でした。

青少年をとりまくインターネットを介したトラブルに対応すべく、政府機関や教育現場、民間団体など、各所においてさまざまな取組みが行われています。変化の激しいインターネットだからこそ、子どもから大人まで、インターネットに触れるすべての人が、インターネットの特徴を理解した上で使用することはもちろん、実情に即した正しい知識を持っておくことが重要です。

今回の朝日中学校でのオンライン遠隔授業は、私たちにとってもはじめての試みでしたが、参加した中学生の積極的な姿勢からも、オンライン授業の効果を実感することができました。今後も、インターネットの安心・安全な利用を考えてもらうための効果的な方法や、その可能性を探るべく、さまざまな形での教育や啓発の形を模索していきます。


(K.M)

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