Yahoo! JAPAN 政策企画

ツール・ド・東北2018、国会議員2名が復興の様子を視察

2018年9月15(土)、16日(日)の2日間にわたり、ツール・ド・東北2018が開催されました。Yahoo! JAPAN政策企画では毎年、自転車議員連盟に所属されている方をはじめとする国会議員の方を招待し、被災地の復興の様子を視察いただいています。今年は、徳茂雅之参議院議員、藤原崇衆議院議員に参加いただきました。視察の様子を紹介します。

■ツールド東北とは? 「ツール・ド・東北」は、東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的に、2013年から開催されている自転車イベントです。 ツール・ド・東北大会HP:https://tourdetohoku.yahoo.co.jp/

2013年の初大会では、コース数は全3コース、ライダー数は1,316人で始まったツール・ド・東北ですが、大会の規模は年々拡大し、6回目を迎える今年は全9コース、参加ライダーは3,600人超という規模で開催されました。


■大会一日目:会場視察と意見交換会を実施
大会1日目、メイン会場である石巻専修大学では、お笑い芸人のロバート、パンサー尾形さんによるスペシャルトークショーや、大会オフィシャルアドバイザーの安藤隼人さん、宮澤 崇史さんによるライダー向けのレクチャーイベントなどが行なわれ、多くの人でにぎわっていました。

1日目の視察に参加した徳茂議員は、メイン会場である石巻専修大学でさまざまなブースに立ち寄り、大会の様子を視察しながら地元の方々と交流されました。

会場のブースをまわり、一つひとつ説明を受ける徳茂議員
(会場のブースをまわり、一つひとつ説明を受ける徳茂議員)

会場の様子を視察された後は、Yahoo! JAPANの子会社であり、シェアサイクル事業を手がけるZコーポレーションの担当者も参加し、国内の自転車活用の推進について意見交換会を行ないました。

石巻専修大学の教室にて、意見交換会を実施
(石巻専修大学の教室にて、意見交換会を実施)
徳茂議員からは、今年6月8日に閣議決定された「自転車活用推進計画」について説明いただき、参加メンバーは、環境・観光・健康・交通など、さまざまな面で効果が期待されている自転車の普及に向けた計画について理解を深めました。現在、国内には複数のシェアサイクル事業者が存在しており、交通緩和や経済効果も期待されるポテンシャルの高い分野であるものの、まだまだ十分な環境が整っているとはいえないのが現状です。

実際にアプリを見せて説明するZコーポレーション担当者
(実際にアプリを見せて説明するZコーポレーション担当者)

Zコーポレーションの担当者は、「パーソナルモビリティ」の海外ビジネス動向について、国内展開に向けた課題を提示しながら説明しました。

海外では、パーソナルモビリティのシェアリング事業を手がけるユニコーン企業(※)が短期間のうちにいくつも生まれており、注目を集めています。その一方、日本国内では普及の基盤が整っていないのが現状で、事業化を推進するにあたり多くの課題を抱えています。
※時価総額10億ドル以上で未上場のスタートアップ

また今回は、海外のパーソナルモビリティの代表例として「電動キックボード」を持ち込み、実物を見ながら機能や特徴について説明したほか、大学の敷地内で実際に試乗もしていただきました。
折りたたんだ状態の電動キックボード。やや重いのが課題だが、電車にも持ち込める。
(折りたたんだ状態の電動キックボード。やや重いのが課題だが、電車にも持ち込める。)

日本では、電動キックボードは「原動機付自転車(原付)」扱いとなり、保安規準や自賠責、その他ナンバープレートの取り付けやヘルメット着用など原付と同等の法規制が適用されます。海外で急成長中のパーソナルモビリティのシェアリング事業を、国内で普及させるためには、法規制と利便性とをどう上手く両立させつつ運用していくかが、今後の重要な課題です。


■大会2日目:北上フォンド(100km)を完走!

大会2日目は、徳茂議員、藤原議員ともにライダーとして出走し、北上フォンド(100km)を完走されました。今年は晴天にも恵まれ、参加者は、東北の絶景を楽しみながら走行しました。
晴天に恵まれ、コースから見える景色は絶景。思わず立ち止まって写真を撮るライダーもいました。
(晴天に恵まれ、コースから見える景色は絶景。思わず立ち止まって写真を撮るライダーもいました。)

各エリアに設けられたエイドステーションでは、地元の食材を使った美味しい料理が振舞われ、東北の恵を堪能しました。
女川エイドステーションで、須田女川町長と。女川名物のいわしのつみれ汁を堪能。
(女川エイドステーションで、須田女川町長と。女川名物のいわしのつみれ汁を堪能。)


雄勝エイドステーションで振舞われた、大きくて立派なホタテ。
(雄勝エイドステーションで振舞われた、大きくて立派なホタテ。)

コースの途中では大川小学校の跡地にも立ち寄り、手を合わせました。
(コースの途中では大川小学校の跡地にも立ち寄り、手を合わせました。)

地元特産の「うにめかぶ」と復興再生米「金のいぶき」が振舞われた、北上エイドステーションにて。
(地元特産の「うにめかぶ」と復興再生米「金のいぶき」が振舞われた、北上エイドステーションにて。)


ツール・ド・東北は、タイムを競う大会ではないからこそ、こうして震災の跡地や、エイドステーション、美しい景色を前に立ち止まることができます。多くの地元の方々と交流しながら東北の魅力を五感で味わえるのも、ツール・ド・東北の醍醐味です。


今年で6年目を迎えたツール・ド・東北も、地元の方々や参加ライダーのみなさんの協力のもと、無事に終了しました。政策企画では、関係者との連携を深めることで、東北地方の復興につながるサイクルツーリズムや自転車活用の推進に向けた取り組みを応援していきたいと思います。

(K・M)